環境商品事業
従来は洗剤や薬品を使用するため洗浄対象物に洗剤や薬品が残ることや、購入価格が高いことが問題となっていました。また、排水処理装置へ大きな負担をかけていました。電解イオン水を導入することで、洗剤による洗浄対象物の残渣がなくなり、特殊コーティング後の密着力が2倍以上に改善されました。洗剤や薬品から切り替えたことでランニングコストが大きく低減されました。
これまでのアルカリ洗剤を使った洗浄機では、従来洗浄対象物に洗剤が残ったまま電子ビーム溶接を行うと、ブローホールの発生など溶接不良になってしまうことが多く、多く、すすぎ工程の強化や頻繁な洗浄液の交換(更液)が求められてきました。洗剤による洗浄対象物の残渣がなくなり、ブローホールが発生しにくいため溶接品質を安定させることができました。アルカリ洗剤は溶接真空チャンバーへダメージを与えることがありますが洗剤の使用をやめることで設備故障を低減させることが出来ました。
洗浄工程が3工程あるアルカリ性電解イオン水洗浄の一般的なフローとしては、まず①電解イオン水生成装置で原水を電気分解し、アルカリ性電解イオン水を生成します。②アルカリ性電解イオン水はサブタンクを経由し第3槽へ供給されます。③第3槽から第2槽、第2槽から第1槽へはポンプで送水されます。次に油の回収については、①第1槽の油を油水分離装置へ循環させ、浮上油を回収します。②水溶性の汚れについては減容化装置へ定量抜き取りし、液を蒸発・濃縮させることにより、産廃の量を減らします。
事例:自動車用スターター部品洗浄工程でのコスト削減
洗剤を希釈していた従来の洗浄液では、寿命が短く週1回の液交換が必要でしたが、アルカリ性電解イオン水を導入した後は、年1回の清掃に抑えることができ、産廃等の費用を大幅に削減することができました。また、洗剤使用量が0になったこともあり、ランニングコストは従来の洗剤洗浄と比較すると約半分になり、年間126万円のコスト削減に成功しました。
当社の電解イオン水洗浄は水を電気分解したアルカリ性電解イオン水を洗浄液として使用するため、洗浄対象物の素材自体への薬品的なダメージは極力抑えて付着成分(加工油等の汚れ)のみを除去することが可能です。環境にやさしいだけでなく、洗浄対象物にもやさしい洗浄液です。脱脂剤などの薬品を使用しない事で、人が薬品と接触するリスクや工場から薬品が流れ出るリスクを低減することができ、職場環境も工場内外環境もその不安から解放されます。
高橋金属では20年以上前から電解イオン水を産業用洗浄用途に開発し、沢山のお客様に ご採用いただいてきました。電解イオン水洗浄とは、水道水などを電気分解したアルカリイオン水を使って 金属などの脱脂洗浄をおこなうシステムです。当社では炭酸カリウムなどの電解質を使用せずに 無添加で電解水を生成することが出来るため、SUS、鉄はもちろん、アルミや銅、真鍮など様々な材質の製品を洗浄することが可能です。
薬品を使用しない、環境にやさしい洗浄装置。工業用洗浄におけるベストセレクトです。
標準タイプから専用設計までお客様のニーズに合わせてご提案致します。
水溶性クーラント液の希釈水として、電解アルカリイオン水のご使用をオススメ致します。
排水中のリン、フッ素など各種陰イオンを高効率にキャッチ、資源としてリサイクルが可能です。
食の信頼と安全を求めて、、、。電解酸性水による除菌をご提案致します。
除菌水による自動手洗いとオゾンエアーによる自動乾燥で手指の細菌ウイルスを99%除菌します。
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