Problem Solving課題解決事例

課題解決事例

洗浄品質の安定化と管理効率を両立する機能装置ユニット

一定品質と効率化を同時に実現するユニット装置

矢田kk 68期の導入事例.jpg
背景

客先ではこれまで、洗浄液に市販の洗剤を使用していましたが、その供給方法や濃度管理が担当者ごとに異なり、結果として洗浄品質にばらつきが生じていました。ある担当者は高濃度で供給し、別の担当者は薄くするなど、経験や感覚に依存した管理が行われており、製品品質の安定化が課題となっていました。また、複数台の洗浄機ごとに補給・調整を行う必要があったため、管理工数も多く、現場負担の大きな要因になっていました。品質不安定による再洗浄や管理作業の煩雑さは、生産効率やコストにも影響を与えており、根本的な改善が求められていました。

お客様のご要望

客先が最も重視していたのは、洗浄品質を一定に保つことでした。特に、使用する洗浄液の供給頻度や濃度を標準化し、どの作業者でも安定した結果が得られる仕組みを望んでいました。また、複数台ある洗浄機に対してそれぞれ供給や濃度調整を行う従来の方式では、現場作業者の負担が大きく、管理工数も膨らんでいました。そのため「洗浄液の自動供給システム」を導入し、管理業務を大幅に簡素化したいという要望がありました。さらに、初期投資や運用コストも考慮し、持続的に使えるシステムを導入することが重要視されました。

当社からのご提案

当社は、電解アルカリイオン水生成装置と減容化装置を組み合わせた「機能装置ユニット(UTX)」の導入を提案しました。このユニットは、複数の洗浄機に対して安定した電解アルカリイオン水を自動供給でき、従来のように作業者が濃度を調整したり、洗剤を手作業で補充する必要がありません。また、生成したイオン水を減容化装置と組み合わせることで、自動的に供給量を最適化し、無駄を削減できます。加えて、過去の実績に基づいた最適な水質設計により、洗浄力を保ちながら環境にも配慮。結果として、省人化と品質安定化の両立を実現するソリューションとなりました。

お客様の声

導入後、洗浄品質が一定に保たれるようになり、従来発生していた担当者による濃度差や供給のばらつきが解消されました。また、洗浄液の自動供給により、作業者の管理業務が「洗浄機ごと」から「ユニット装置単位」へと集約され、大幅な省力化につながりました。結果として、現場の工数削減に加え、洗浄品質に起因する再洗浄も減少し、製造工程全体の効率が高まりました。客先からは「安定した品質を維持しながら、管理も楽になった。他社にはない提案だった」と高く評価いただきました。

DATA
業種 自動車
対象物 トルクコンバータ
材質
対応エリア 東海

Sustainability

エコなものづくりで
エコをつくる

サステナビリティ

採用情報Recruit

大切なことを大切にする
働き甲斐No1企業へ
挑戦する会社

お問い合わせContact