Problem Solving課題解決事例

課題解決事例

車載用リチウム電池ケースのインライン連続洗浄!大流量アルカリイオン水生成ユニットで圧倒的な生産性と省エネを両立

既存設備を活用して洗浄コストを大幅削減!電解イオン水生成装置の導入でボイラー使用台数カットと高い費用対効果を実証

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背景

車載用リチウムイオン電池の量産化が進む中、バッテリーケースの製造現場では、プレス加工時に付着する油分や微細な切粉を確実に除去し、後工程での溶接不良やショート(絶縁不良)を防ぐ厳格な品質管理が求められています。
お客様の工場では従来、既存の設備で「水道水」を用いた洗浄を行っていました。しかし、水道水だけで十分な脱脂効果を得るためには水を高温まで加熱し続ける必要があり、複数台のボイラーをフル稼働させる膨大なエネルギーコスト(電気代・ガス代)とCO2排出量が大きな課題となっていました。
また、24時間休まず動く量産ラインにおいて、既存設備へいかにスムーズに電解水を供給し、水質(pH)や供給量を途切れさせることなく安定維持できるかが、生産性とコスト改善のカギとなっていました。

お客様のご要望

「既存の設備やライン構成を大きく変えることなく、車載バッテリーケースに必要な高い清浄度を確保したい」というのがお客様の第一のご要望でした。
さらに、工場全体の省エネ・脱炭素(カーボンニュートラル)目標を達成するため、水道水洗浄でかかっていたボイラーの加熱エネルギーコストを削減したいということ。そして、事前評価(サンプルテスト)を通じて、電解イオン水生成装置の導入費用や消耗品コストを差し引いても確実に採算が合う「費用対効果の証明」を求められていました。

当社からのご提案

当社は既存の洗浄設備・ラインを活かしたまま、大流量のアルカリ性電解水を安定供給できる「電解イオン水生成装置 特殊仕様(TIWS-UTX)」2セットの導入をご提案しました。(※当社は機器単体としての電解イオン水生成装置の製造・提供を行っており、既存設備への組み込み供給に対応しています)

【ご提案のポイントと導入アプローチ】
1.事前サンプル水提供による評価と費用対効果の可視化
導入前に当社からアルカリ性電解水のサンプル水を提供し、お客様の現場で実証評価を行っていただきました。水道水との比較検証により、水温を低く抑えても高い脱脂力が得られることが実証され、ボイラー稼働台数の削減効果と消耗品を含めた高い費用対効果(ROI)を事前にデータで提示・ご納得いただきました。

2.既存設備へ大流量・高品質な電解水を24時間供給
生成装置の2台並列配置と大型軟水器の自動交互再生制御を組み込み、毎分12Lのアルカリイオン水を24時間365日止まることなく既存設備へ連続供給するシステムを構築しました。

3.洗剤レスによる環境対応と液管理の省力化
アルカリイオン水の持つ乳化作用(油脂分解作用)により、化学洗剤を添加することなく油分を離脱。薬品使用量を削減し、タッチパネル制御による自動管理で現場の運用負荷も軽減しました。

お客様の声

導入前に髙橋金属様からご提供いただいたアルカリ性電解水のサンプル水を用いて自社で評価を行ったところ、従来の水道水での洗浄と比較して明らかに脱脂性能が高く、洗浄温度を低く抑えてもボイラーの使用台数を減らせることが分かりました。電解イオン水生成装置の運用コストや各種消耗品費を含めて試算しても、十分に採算が合う高い費用対効果が見込めたことが導入の決め手となりました。
既存のラインに電解イオン水生成装置を接続して運用を開始したところ、24時間体制の量産ラインにおいても水質や供給量が常に安定しています。ボイラー稼働台数の削減による光熱費(燃料費)カットとCO2削減を同時に達成でき、既存の設備をそのまま有効活用しながら、品質向上・コスト削減・環境対応のすべてを実現できたことに大変満足しています。

DATA
業種 車載用バッテリー(二次電池)製造業
対象物 車載用円筒型リチウム電池ケース
材質 アルミニウム合金または鋼材など
対応エリア 関西地区

Sustainability

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