大型トラックシャシー・構造部材の洗剤レス脱脂|アルカリ性電解水と大風量ブロワで廃液・エアコストを大幅削減
5m超の長尺トラック車台(シャーシ)フレームを洗剤レス脱脂!アルカリ性電解水と大風量ブロワ水切りで廃液処理・エアブローの二大コストを大幅削減

背景
大型トラックの車台構造を支える「シャーシフレーム(車両構造部材)」は、全長5mを超える大型かつ長尺な構造部品です。プレス成形工程ではプレス油が使用されますが、後工程での加工精度や塗装密着性を考慮し、油脂分と水滴を適切なレベルまで除去する必要があります。
従来は、アルカリ洗剤を用いて油分を落としていましたが、定期的な液交換に伴う多額の廃液処理コストが大きな課題となっていました。また、洗浄後の水切り工程ではコンプレッサーエアブローを常時吹き出しっぱなしで稼働させていたため、コンプレッサーへの負荷が高く、電気代をはじめとするランニングコストが重くのしかかっていました。長尺な自動車骨格部品ゆえにエアの使用量も膨大となり、省エネ推進の観点からも抜本的な見直しが求められていました。
お客様のご要望
5mを超える大型のトラックシャシーフレームにおいて、後工程への影響を許容範囲内に抑えつつ、ランニングコストを削減したい」というご要望をいただいていました。
具体的課題として、第一に「定期的に発生する洗剤の廃液処理コストの削減」、第二に「常時稼働でコンプレッサーに過剰な負荷をかけているエアブローの省エネ化(電気代削減)」の2点を中心に、ライン全体でのコストバランス改善を求められていました。
当社からのご提案
当社からは、洗剤費用・廃液処理費・コンプレッサー電気代を抑制する、環境配慮型の脱脂・水切りシステムをご提案しました。
1.アルカリ性電解水の活用による「洗剤レス脱脂工程」の確立
アルカリ洗剤の代わりに、油脂分を乳化・分散させる「アルカリ性電解水」を導入。プレス油を離脱させることで洗剤費用を削減するとともに、廃液処理の頻度を抑え、廃液処理コストの低減を実現しました。
2.大風量ブロワファンによる「エアブロー省エネ化」
水切り工程において、高コストなコンプレッサーエアから、電気効率に優れた「ブロワファン」へ変更。大風量の空気流によって長尺な車台部品表面の水滴を水切り・除去することで、コンプレッサーの稼働負荷を軽減し、省エネ化を達成しました。
お客様の声
5mを超える長尺な車台フレームの脱脂において、アルカリ性電解水を採用したことで、洗剤の廃液処理コストを大幅に削減することができました。洗剤を使用しなくてもプレス油を一定レベルまで落とすことができ、後工程の許容条件とすり合わせを行いながら、実用上支障のない範囲で運用できています。
また、水切りをコンプレッサーエアから大風量ブロワファンへ切り替えたことで、コンプレッサーのエア消費量が大きく減り、省エネ化が進みました。廃液抑制と電力削減により、明確なランニングコスト低減を実感しています。
DATA
| 業種 | 自動車製造業(トラック・大型車両メーカー) |
|---|---|
| 対象物 | トラックシャシーフレーム(全長5mを超える自動車構造部材・長尺プレス部品) |
| 材質 | 高張力鋼板(ハイテン材・スチール等) |
| 対応エリア | 関東地区 |



