環境商品事業部とプレス事業部共同の脱炭素（カーボンニュートラル）の取り組みを紹介します。

弊社のプレス事業部にて使用している電解アルカリ性イオン水洗浄機において、環境負荷低減を目的に循環加熱ヒートポンプ導入によるカーボンニュートラルへの取り組みを実施しています。今回、既存の洗浄機に空気熱を利用するヒートポンプを増設致しました。貴社の洗浄機の省エネルギー対策や地球温暖化防止対策への貢献の参考に、弊社への工場見学をお待ちしております。

■脱炭素への仕組み

弊社で使用しているヒートポンプは、冷媒を使用して空気中から熱を汲み上げ、循環する二次媒体の水を加熱する熱源機です。二次媒体の水（高温水）で運ばれた熱を洗浄装置の生産プロセスに利用して、エネルギーの消費量やランニングコストの大幅な削減を実現が可能で、工場の二酸化炭素（CO2）排出削減や生産コストの削減に貢献しています。

■洗浄機でのCO2削減事例

弊社の洗浄機で試算した場合、従来の電気ヒーター式の加温では年間約18,100kgのCO2を排出している計算になりますが、循環加温ヒートポンプを導入することで排出量を約5,300kg/年まで抑えることができ、CO2排出量を約70%削減することが出来ます。