
環境商品事業
SUSのネットコンベアを使用したスルータイプのスプレー式洗浄装置です。入口から出口までワークを連続処理で洗浄から乾燥まで行うことが出来るため、プレス工程でのインライン洗浄などに向いています。一般的には多槽式となっており、2~3回の洗浄工程があります。その後、ブロワによる水切り工程を経て、乾燥工程に入ります。ネットコンベアでワークを搬送するため、治具を使用しなくてもよく、様々な形状のワークに対応することが出来ます。
ワークを搬送するための治具をコンベヤに取付け、ピッチ搬送で処理していきます。多軸ロボットや搬送ローダーなどを洗浄装置の前後に組み込む場合、ワークチャックのために停止精度が要求されますが、そういったご要望にも応えることが出来ます。ピッチ搬送することで、スプレーノズルやワークを回転させることが出来るため、効率的に洗浄、水切りすることが可能です。工程間に間仕切り用シャッターを設置することで、洗浄液の飛散を抑制し、コンパクトな設備にすることができます。
コンベヤ式洗浄装置でアルカリ性電解水を利用する場合、多槽式の洗浄装置を使用することが一般的です。1槽目、2槽目で電解アルカリ水を使い、脱脂、ゴミ除去を行います。さらに、RO膜式純水装置などで生成した純水ですすぎを行うことで、清浄なワークに仕上げることができます。アルカリ洗剤などの洗浄剤を使用することなく、ワークを脱脂し異物を除去することが可能です。
インラインで使用されることが多いコンベヤ式洗浄装置では、多量のプレス油・加工油が装置内に持ち込まれ的確な液のろ過を求められます。油性の加工油については、洗浄タンクの液面に浮いてきますので、オイルスキマーなどを使用し、浮上油を除去します。洗浄タンク内に浮遊している微細な油滴については、コアレッサータイプの油水分離装置を使って油分回収を行います。水溶性の汚れについては、減容化装置を使用し、濃縮回収することで洗浄タンクの清浄度を保っております。その他、切粉などについては、各種フィルターやマグネットセパレーターなどのろ過装置をお客様の状況に合わせてご提案致します。
連続処理が基本のコンベヤ式では、コンプレッサーを用いたエアブローは容量が足りなくなる恐れが高く、不向きです。当社ではブロワと熱風乾燥を組み合わせ、確実にワークを乾燥させます。ブロワでは、ルーツブロワや中圧多段ブロワなどを用途によって使い分けております。コンプレッサー水切りでは、風圧で水を飛ばしますが、ブロワを使った水切りは風量によって水滴を飛ばします。乾燥工程では吹き出し温度100℃程度の熱風を装置内に送り込み、ワークを乾燥させます。
金属洗浄における一般的な脱脂洗浄の場合、0.2~0.4MPa程度のスプレー圧を選定しています。プレス油の除去や切粉の除去などに大きな効果を発揮します。穴加工部に切粉などが付着している場合はプランジャーポンプやハイドラセルポンプなどを使用し高圧スプレーによる確実な狙い打ち洗浄が必要となってきます。ワークの位置決め精度も重要となるため構造の工夫が必須です。洗浄ノズルは用途に合わせて扇形ノズルや充円錐、直射ノズルなどを使い分けています。ノズル噴射角度に合わせた適切な配置も重要です。
高橋金属では電解イオン水(アルカリイオン水、酸性イオン水)を中心とした水系洗浄装置を設計・製作・販売しています。 油水分離装置をシステムに組み込むことで洗浄液を繰り返し使用することができるため、更液頻度を抑えることができ、 洗浄工程におけるランニングコストを抑えることが可能になります。洗浄方法としてはシャワー洗浄や超音波洗浄を中心に、 バッチ洗浄機やコンベヤ式洗浄機、インデックス洗浄機などご要望に合わせた様々な洗浄装置のご提案が可能です。
薬品を使用しない、環境にやさしい洗浄装置。工業用洗浄におけるベストセレクトです。
標準タイプから専用設計までお客様のニーズに合わせてご提案致します。
水溶性クーラント液の希釈水として、電解アルカリイオン水のご使用をオススメ致します。
排水中のリン、フッ素など各種陰イオンを高効率にキャッチ、資源としてリサイクルが可能です。
食の信頼と安全を求めて、、、。電解酸性水による除菌をご提案致します。
除菌水による自動手洗いとオゾンエアーによる自動乾燥で手指の細菌ウイルスを99%除菌します。
*は必須項目です。
TEL.0749-72-3980
TEL.0749-72-8347
TEL.0749-72-2221